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February 27, 2025

エアサスの値段の相場は?価格構成を徹底解説

「エアサスの値段の相場ってどのくらい?」
「エアサスはどんな車にも取り付けられるの?」
エアサスの値段は、安ければ40万〜50万円が相場だとされています。
これは本体の価格だけでなく、工賃や申請費用など様々な要素が絡み、どこに依頼するか、どれを買うかだけでも金額は大きく変動します。
本記事では、エアサスの基本的な仕組みや種類、価格構成を詳しく解説しています。
エアサスの値段の相場や価格について知りたい方は、ぜひご一読ください。
この記事でわかること
・エアサスの基礎知識
・エアサスの価格構成
・エアサスを導入するメリット・デメリット

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エアサスとは?

エアサスとはエアーサスペンションの略称であり、名前のとおり空気を用いたサスペンションです。

近年は電子機器の発達によりエアサスペンションの利便性は遥かに向上し、高い人気と実用性で知られています。

ここでは、そんなエアサスの基礎知識を紹介しましょう。

エアサスの仕組み

エアサスは、金属製のスプリングの代わりにエアバッグを使用して、車体を支えます。
衝撃を吸収する効果の他にも車高の調整機能もあり、運転中の車体を安定させやすいのもエアサスの強みの一つです。
電子制御で操作できるので手軽に車高の調整ができ、快適性に大きな効果が期待できます。
そのため、高級車には標準装備されていることもありますし、カスタムしてエアサスを取り付けるケースも珍しくありません。
そんなエアサスの強みを大きく活かせるのが、バスやトラックといった運搬用の車です。
人や荷物など様々な物を乗せて運ぶバスやトラックは車の安定性が非常に重要であり、エアサスを導入することでより安全に運ぶことが可能です。
他にも、車高を高くして路面の継ぎ目や段差を走ることで生じる、ガクンとした衝撃も抑えることができます。
このように、エアサスは従来のサスペンションと比較すると、快適性の向上だけでなく、安全性や走行性能にも寄与する技術なのです。
また、エアサスの進化によって、より精密な制御が可能になりました。
最近の車両では、センサーを活用してリアルタイムで路面状況を検知し、瞬時にサスペンションの調整を行うモデルも登場しています。
この技術により、乗員の快適性がさらに向上し、都市部の段差や高速道路での走行時にも優れた安定性を提供してくれます。

エアサスの価格構成

エアサスの値段は、おもに以下の要素が合わさったものとなります。

・本体のキット代
・取付工賃
・公認取得費用

これら3つについて、それぞれ詳細と値段をご紹介します。

キット代

エアサスのキット価格は、エントリーモデルのキットが30万円程度が相場ですが、 有名なメーカーのものや仕様によっては値段がさらに高くなることがあります。
例えば、国内メーカーの製品は比較的リーズナブルな価格で提供されることが多いですが、 海外メーカーの高性能モデルは価格が高くなることが多いです。
エアサスのキットには、エアバッグ、コンプレッサー、ECU、バルブなどの部品が含まれますが、 追加のカスタマイズにより価格が上昇する場合もあります。
特に、高性能なショックアブソーバーと組み合わせた場合、全体のコストは大幅に増加します。
ほかにも、高性能な電子制御タイプでは100万円を超えるものもあります。
これらのエアサスのキット代の他にも、工賃や使用の申請費用が必要になります。

取り付け工賃

エアサスの一般的な取り付け費用は、普通車で10万円から20万円、大型車の場合は30万円を超えることもあります。
エアサスの取り付けには、専門の技術と設備が必要のため、工賃は一般的なサスペンション交換に比べて高額になりがちです。
さらに、車両ごとのカスタマイズや、公認取得のためのエアサスの調整作業が必要になる場合もあり、その分の費用が追加されることもあります。
特に、取り付けのための調整作業は、信頼できるショップで施工を依頼することが推奨されます。
経験豊富な専門店であれば、正確な調整が可能であり、長期的な性能維持にもつながります。

公認取得費用

エアサスを公道で合法的に使用するためには、陸運局での構造変更手続きが必要になります。
この際の費用は3万円から4万円程度が一般的ですが、陸運局に改造申請を行う際、一部地域を除くと車の輸送費用が加算される場合もあります。
申請して2~3週間ほどで、結果通知書が送られてくるため、構造変更が承認されれば、取り付けが可能です。
また、公認取得には検査項目をクリアする必要があり、適切な部品の使用や取り付けの精度が求められます。
事前に必要な手続きを確認し、スムーズな申請を行うことが重要です。

エアサス導入のメリット・デメリット

エアサスの取り付けにはメリットとデメリットがあります。
それぞれ具体的に解説致しますので、取り付けを迷っている方は判断の参考にしてください。

メリット

エアサスの主なメリットには以下のような点が挙げられます。

項目 詳細
乗り心地の向上 エアバッグの空気圧を調整することで、振動を大幅に軽減し、運転の疲労が軽減される。
車高調整が可能 路面状況や積載量に応じて車高を変更できる。
例えば、悪路では車高を上げ、高速道路では車高を下げることで、快適性と走行安定性を両立できる。
高速走行時の安定性向上 車高を下げることで、空気抵抗が減り燃費が向上。
また、低重心化によりカーブ時のロールを抑え、安定した走行が可能。
見た目のカスタマイズ性 好みに合わせて車高を調整し、理想のスタイルを実現。
車のドレスアップに有効。
積載時の安定性 荷物の積載量が多い場合でも、エアサスが自動で車高を調整し、最適な姿勢を保つため、運転の安定性が向上。
乗降時の利便性 エアサスを下げることで、乗り降りのしやすさが向上。

総合すると、快適性が向上し、運転の安定性も増すというのが、エアサスのメリットです。

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デメリット

一方で、エアサスには以下のようなデメリットもあります。

項目 詳細
初期費用が高額 キット代、取り付け工賃、公認取得費用などで数十万円の費用が発生する
メンテナンスが必要 エア漏れやコンプレッサーの劣化、エアバッグやバルブの摩耗など、定期的な点検が必要になるので長期的に見ると維持費がかかる。
故障時の修理費が高額 部品が故障すると、高額な修理費がかかることがある。
特にECUが損傷すると、修理費用が数十万円に及ぶケースもあり。

デメリットからもわかるように、エアサスは全体的にコストがかかりやすく、維持費が従来のサスペンションと比較すると大幅に上がります。
そのため、定期的なメンテナンスや日頃の運転などによってはエアサスの劣化が大幅に早くなり、コストがかかりやすいです。

エアサス導入でよくある疑問

エアサスのよくある疑問と答えについて、FAQ形式でご紹介しましょう。

エアサスはどの車種にも取り付け可能?

基本的にはほとんどの車種に取り付け可能ですが、適合するキットが用意されているかを確認する必要があります。
特に古い車種や特殊なサスペンション構造を持つ車両では、カスタマイズが必要になる場合があります。

エアサスの取り付けにはどのくらいの時間がかかる?

取り付けにかかる時間は、車種や作業内容によって異なりますが、一般的には2日から5日程度の作業時間が必要です。
特に、電子制御エアサスを取り付ける場合は、配線作業やECUの設定に時間がかかるため、さらに日数が増える可能性があります。

エアサスのメンテナンス頻度はどのくらい?

エアサスは通常のサスペンションよりもメンテナンスが必要です。
推奨されるメンテナンス頻度は半年に一度の点検と、5年ごとの主要部品交換です。
特にエアバッグ部分の劣化や、コンプレッサーの摩耗には注意が必要です。

エアサスを装着すると燃費に影響はある?

エアサスは車両の重量が増加するため、若干燃費が悪化することがあります。
ただし、高速走行時に車高を低く設定することで、空気抵抗が減り、燃費向上につながる可能性もあります。

エアサスの耐久性はどのくらい?

通常、エアサスの耐久性は5年から10年程度とされています。
ただし、使用状況やメンテナンスの頻度によっては、それ以上の期間使用することも可能です。

まとめ

この記事では、エアサスの値段や基礎知識について紹介しました。
エアサスは、快適な乗り心地と車高調整機能を提供する便利な装備ですが、導入には高額な費用がかかります。
この記事で紹介した価格相場や必要な費用を参考に、自身の用途に合った選択をしましょう。

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